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関節と腱のコンディショニングにおける6種アミノ酸ミックスのエビデンス

スポーツパフォーマンスを支える柱として、筋力とともに近年、関節や腱の重要性が改めて注目されている。運動中には関節や腱への負荷は、歩行時の数倍にも上り、関節の柔軟性が低いと、怪我のリスク増にもつながりうる。筋肉のコンディショニングに加えて、関節と腱のコンディショニングもおろそかにできない。

しかし、筋肉のコンディショニングには適切なアミノ酸・たんぱく質の摂取という栄養学的アプローチが存在するが、関節や腱に対する栄養学的コンディショニングとなると、これまでのところエビデンスレベルの高い手法はあまりなかった。ところが最近、この領域に大きな発見があったようだ。6種類のアミノ酸を組み合わせて摂取することで、関節や腱の症状が有意に改善したという。

このページの内容は、主に「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」に掲載されている情報を基にまとめました。より詳しくは同サイトをご覧ください。

体の理想的な動きに必要な「筋肉」と「関節」、そして「腱」とは?

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関節や腱のコラーゲンのコンディションを栄養学的に整えられるか?

我々が体を動かす際には、筋肉の力が腱を介して骨に伝わり、骨が関節を軸に回転することで滑らかに動く。トレーニングでいくら筋力をつけても、関節のコンディションの悪化は柔軟性の低下につながり、腱のコンディションの低下はパフォーマンスの低下にも関係する。

関節の主要な部位である軟骨や腱の主成分はコラーゲン(線維状のタンパク質)であり、栄養学的に関節や腱のコンディショニングを図るには、そのコラーゲンにアプローチする必要がある。しかし、もともと関節や腱は筋肉などに比べて血流が少なく、経口摂取した栄養素が届きにくいことが知られている。

それに対して、タンパク質の構成成分であるアミノ酸に着目し、その種類や組み合わせ、配合をさまざまなパターンで変化させた研究が行われた。その結果、関節や腱の有意なコンディショニング効果が発揮される、6種類のアミノ酸とその配合バランスが明らかになった、というのが今回の話の主題である。

6種アミノ酸ミックスが関節・腱の状態を改善

研究による同定された6種アミノ酸ミックスの関節や腱に対する効果は、ヒトを対象とした複数の臨床試験で確認された。6種アミノ酸ミックスを継続的に摂取することで、関節の違和感や痛みを和らげ、腱の状態を改善することが分かった。詳細は、「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」に詳しくまとめられているのでそちらを参照してほしい。

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「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」(味の素)関連トピックス

引用文献

  • 1)第76回体力医学会 2021
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