【アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ】ピリオダイゼーションに合わせた食事と栄養③<移行期(オフシーズン)>
試合期を中心にして、その前の準備期とその後の移行期という3つのステージで、トレーニングの内容をアレンジするという「ピリオダイゼーション(periodization)」に基づく戦略が、トレーニングの質を高めるために必要とされる。それに合わせて栄養戦略もアレンジすることで、より高いトレーニング効果を期待できるようになる。
ここでは、『アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ』で、その戦略をわかりやすく解説したコンテンツ「ピリオダイゼーション(期分け)に合わせた食事と栄養」を3回にわたり紹介しており、今回はそのパートIII「移行期(オフシーズン)」。監修者は、管理栄養士、健康運動指導士、健康科学修士、経営学修士(MBA)などの肩書を持つ柴崎真木氏だ。
移行期(オフシーズン)の食事と栄養の3つのポイント
移行期は、試合期から来年の試合に向けた準備期が始まるまでの、いわゆるオフシーズンにあたり、つい気が緩みがちな時期だが、この時期の栄養戦略が、シーズンを通した質の良いトレーニングの基盤になるともいえる。
移行期の食事と栄養の目的の第一は、試合期に生じた身体的・精神的な疲労の蓄積を回復させることにある。またこの時期は、自分が行っている競技とは異なるスポーツをしてみたり、レクレーションや趣味などに時間を使って積極的に休養をとり、リフレッシュしてモチベーションを高めることも必要だろう。もちろん、ただ休むだけでなく、来シーズンに向けての計画を練る時期でもある。
移行期の食事のポイントは3つ。怪我をきちんと回復するために栄養をとること、生活と食事のリズムを大きく崩さないこと、そして体重管理だ。これらのポイント実践のためのテクニックの数々は、『アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ』本編でご確認を。
「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」(味の素)
スポーツをする人に必要な「アミノ酸」。スポーツ時に「アミノ酸」が発揮する効果や、スポーツによって起こるさまざまなトラブルについて、科学的にしっかり理解しましょう。「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」は、スポーツに関する情報発信を通じ、スポーツに真剣に取り組むみなさんを応援します。
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