3.トップアスリートの食事「昼食」
ある日の昼食
昼食①
- 生姜焼き(自家製醤油麹と甘酒で作った生姜焼き)
- グリーンサラダとトマト
- 雑穀入りご飯
- 具沢山味噌汁
- みかん
- 牛乳
- 水
- 高カカオチョコレート
昼食②
- だし巻き卵(日本から持参しているだしと自家製甘酒で作ります)
- 無限ベアラオホのせ温奴(ドイツの季節野菜で年に一度、春時期に数週間だけ出てくる野菜「ベラアオホ」というドイツ版「にら」を使った甘辛の佃煮の様な料理を、アジアンマーケットで入手出来る豆腐にのせた一品です)
- ネギとザーサイの和え物
- いんげんのお浸し
- 燻製マスの炊き込みご飯
- 具沢山味噌汁
- プルーン
- 牛乳
- 水
- 高カカオチョコレート
優さん:昼食①は生姜焼き定食的なメニューです。お肉の脂肪を分解しやすいよう、消化もしやすいように必ず麹に漬けたものを使うようにしてます。味付けも発酵調味料がメイン。あと、ご飯は必ず雑穀を混ぜて炊くようにしていて、夜は21時前に夕食が摂れる場合には、ご飯にオートミールを混ぜたり工夫して食べるようにしています。お味噌汁はいつも具だくさんですね。
鈴木理事長:昼食②のご飯は何ご飯?
優さん:これは「マスご飯」ですね。
怜央選手:ドイツは肉の国で、売っている魚の種類が少なくて、手に入るのはサーモンとマスくらい。日本人なので、どうしてもお魚が食べたくなるんですけれど、海外の魚介類は気をつけるよう先生から言われているので、賞味期限をきちんと確認して、あとはスモークされてるほうが安心かなということで、マスのスモークを炊き込みご飯にしてもらっています。これうまいっすよ!
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藤本選手のプロフィール
藤本 怜央(ふじもと れお)
静岡県出身。SUS所属。車いすバスケットボール選手。ドイツ・ブンデスリーガ「RSVランディル(RSV Lahn-Dill)」、日本では「宮城MAX」、車いすバスケットボール男子日本代表選手として活躍中。
小学3年生の春、交通事故で右足の膝下を失う。義足を履き、小学時代は主にサッカー、中・高校時代はバスケットボールに熱中。高校の終わりに出会った車いすバスケットに魅せられ、「立ってやるより、スピーディーで面白いバスケットができる」と思い車いすバスケットボールに転向。
日本選手権11連覇。パラリンピック5大会連続出場。東京2020パラリンピックではチームの大黒柱として、銀メダル獲得に貢献。2021年シーズンからドイツにRSVランディルに所属し、ドイツブンデスリーガ、ユーロリーグでの優勝を目指す。
◆こちらで「RSV Lahn-Dill」の試合が視聴できます
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主な実績
- 東京2020パラリンピック2位
- 2019アジアオセアニアチャンピョンシップ4位
- 2019三菱電機ワールドチャレンジカップ3位
- 2019天皇杯第47回日本車いすバスケットボール選手権大会優勝(11連覇)
- パラリンピック5大会連続出場(アテネ・北京・ロンドン・リオデジャネイロ・東京)