【アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ 】公認スポーツ栄養士が解説する「バランスのよい食事と補食のキホン①」
「バランスの良い食事が大切」と言われる。何ごとも、悪いよりは良いほうがいいに決まっている。試合の結果にしろ、テストの成績にしろ、悪いほうが好きだという人は少ない。試合の結果であれば負け試合より勝ち試合が「良い」ことであり、テストの成績なら高得点が「良い」と判定される。では、食事のバランスの良し悪しとは、何で判断するのだろうか?
この疑問に対してよどみなく答えられるなら、ここから先は読んでいただく必要はない。しかし、誰かに「バランスの良い食事について教えて」と言われた時に、質問者の理解度にあわせてわかりやすく答え、納得させられる自信はあるだろうか?少しでも不安を感じたなら、やはり基本に返って確認するのが最も近道で正しい態度だろう。
そんな時に頼りになる情報を、「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」のコラムから紹介する。
栄養のプラスとマイナスがつり合っていることの大切さ
今回ご紹介するのは、公認スポーツ栄養士で北海道文教大学人間科学部健康栄養学科講師の佐々木将太氏の監修による「バランスのよい食事と補食のキホン」というスポーツ実施者向けの解説コラムだ。そのパートⅠの内容を少しだけ覗いてみよう。
パートⅠでは、バランスの良い食事と栄養、栄養素の消化吸収、エネルギー源としての栄養素という3項目について語られている。まず、第一の「バランスの良い食事と栄養」では、生活や運動で使われる栄養素の量と、食事や補食から摂り入れる栄養素の量の釣り合いが取れている状態を維持することの大切さが語られている。記事中では、各栄養素のバランスの取り方が詳しく述べられており、例えばたんぱく質に関しては、スポーツ選手は一般成人の1.3~2.0倍摂取することで、釣り合いが取れるという。
しかし、栄養素の「量」の釣り合いが取れていれば「バランスの良い食事」になるのかと言えば、それだけでは不十分だ。栄養素が使われるタイミングに合せて、必要な栄養素が消化吸収されなければ、効果的に使われない。より良いパフォーマンス発揮のためには、消化から吸収までに掛かる時間を考慮して食べることも重要なのだ。
「バランスの良い食事」とは、多くの人にとって耳慣れたフレーズではあるが、実に奥が深く、きちんと理解しておく必要があることの大切さを、改めて認識させられる。詳しくは、「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」の同コラムで確認を。
「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」(味の素)
スポーツをする人に必要な「アミノ酸」。スポーツ時に「アミノ酸」が発揮する効果や、スポーツによって起こるさまざまなトラブルについて、科学的にしっかり理解しましょう。「アミノ酸スポーツ栄養科学ラボ」は、スポーツに関する情報発信を通じ、スポーツに真剣に取り組むみなさんを応援します。
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