スポーツ庁、令和3年度体力・運動能力調査②「青少年6~19歳の体力・運動能力」
スポーツ庁「令和3年度体力・運動能力調査」の結果を4回に分けて紹介している。第2回目は、令和3年度の調査結果の「体力・運動能力の年次推移の傾向」のうち、青少年(6~19歳)の結果について。
なお、今回(令和3年度)の調査対象の標本数は7万4,194人で回収数は4万8,384人(回収率65.2%)だった。
体力・運動能力の年次推移の傾向――青少年(6~19歳)
令和3年度の握力、50m走、持久走、立ち幅とび、ボール投げを、水準の高かった昭和50~60年頃と比較すると、中学生男子および高校生男子の50m走を除き、依然低い水準。最近10年間では、男子では、握力、ボール投げが多くの年代で低下傾向を示しているが、合計点は横ばいである。女子では、長座体前屈、反復横とび、立ち幅とび、および合計点が多くの年代で向上傾向を示している。
図1 新体力テストの合計点の年次推移(男子)
図2 新体力テストの合計点の年次推移(女子)
図3 握力の年次推移(男子)
図4 握力の年次推移(女子)
図5 50m走の年次推移(男子)
図6 50m走の年次推移(女子)
図7 持久走(1500m)の年次推移(男子)
図8 持久走(1000m)の年次推移(女子)
図9 立ち幅とびの年次推移(男子)
図10 立ち幅とびの年次推移(女子)
図11 ソフトボール投げの年次推移
図12 ハンドボール投げの年次推移
図13 上体起こしの年次推移(男子)
図14 上体起こしの年次推移(女子)
図15 長座体前屈の年次推移(男子)
図16 長座体前屈の年次推移(女子)
図17 反復横とびの年次推移(男子)
図18 反復横とびの年次推移(女子)
図19 20mシャトルランの年次推移(男子)
図20 20mシャトルランの年次推移(女子)
関連情報
スポーツ庁「体力・運動能力調査」アーカイブ
平成30年度(2018年度)
1.元気な高齢者が増えている!?
2.10代女性の運動習慣に明らかな差
3.ストレス解消、学力向上、達成意欲...スポーツのさまざまな効果と可能性
令和元年度(2019年度)
1.小学生男子の体力が過去最低
2.小中学生体力低下の原因は?
令和元年度(2019年度)
1.調査概要と加齢に伴う運動能力の変化
2.年齢別に見る体力・運動能力の年次推移
3.体力・運動能力を前回の東京五輪開催時と比較
4.幼児期の外遊びと小学生の運動・体力
令和2年度(2020年度)
新型コロナの影響か?「令和2年度 体力・運動能力調査」は、わずかに低下傾向
令和3年度(2021年度)
1.小中学生の体力が低下しているのは新型コロナの影響か?
2.運動時間が減りスクリーンタイムの増加が顕著
令和3年度(2021年度)
①体力・運動能力の加齢に伴う変化
②青少年6~19歳の体力・運動能力
③成年20〜64歳と高齢者65~79歳の体力・運動能力
④10年間の調査結果の概観
令和4年度(2022年度)
①子どもの体力が3年連続低下
②中学女子以外は肥満の割合が過去最高
③体育が楽しい中学生の割合が過去最高
令和4年度(2022年度)
①体力・運動能力の加齢に伴う変化(全年齢)
②6~19歳の体力・運動能力
③20~79歳の体力・運動能力
④運動・スポーツ実施状況と体力、健康状態、生活充実度などとの関係性