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バランスの良い食事とは? 感染症に負けない食事とは? 連載「新型コロナ自粛中の食生活ガイド」

自粛生活がもたらす健康リスクと睡眠・栄養の考え方 連載「新型コロナ自粛中の食生活ガイド」

多くの選手・チームの栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・鈴木志保子先生(一般社団法人日本スポーツ栄養協会理事長)による連載「新型コロナウイルス自粛中の食生活ガイド」の第3回「バランスの良い食事とは?」と、第4回「感染症に負けない食事とは?【Q&A】」が公開されました。アスリートやスポーツキッズ、もちろん一般生活者にも活用できるコロナ自粛中の食生活と感染症に負けない身体づくりを、鈴木先生がわかりやすく解説します。

第3回「バランスの良い食事とは?」(一部抜粋)

日本スポーツ栄養協会-SNDJ-理事長 鈴木志保子

エネルギーや栄養素には、1日の必要量があります。食事が面倒な方ならば「1日1食で必要量を補えればいいのに」と思うかもしれませんが、そうはうまくいきません。栄養素によって体内に貯めておける量や時間が違うため、1日1食では、化学反応に必要な材料が不足してしまうのです。

では、1日2食ならどうでしょうか。12時間ごとに必要量をちょうど半分の量の食事をとれるならいいのですが、毎日きっちり12時間おきに必要量の半分を食べるのは、現実問題として難しいでしょう。

このように考えると、やはり朝・昼・晩と1/3ずつに分けて、いろいろな食べ物から栄養素を摂る方が身体をつくる材料が欠品しにくく、化学反応もスムーズに行われます。また、どんなに身体にいいと言われる栄養素でも、必要量以上をとったところで利用されず無駄になってしまいます。場合によっては、栄養素を過剰に取り入れると、それを代謝する臓器に余分な負担をかけることにもつながります。

第4回 感染症に負けない食事とは?【Q&A】(一部抜粋)

日本スポーツ栄養協会-SNDJ-理事長 鈴木志保子

Q. 感染症が心配ないま、健康を守るためにはどんな食事が必要ですか?

A. 食品は様々な栄養素の集合体であり、たくさんの種類の食品を食べることで、自然と多種多様な栄養素を補給することができます。そのためにも、1日3食を基本として、いろいろなものを食べるよう心がけましょう。それが結局は、栄養状態を良くして免疫機能を維持することにつながります。

自粛生活が長引くと、生活リズムの崩れから偏食や欠食に陥りやすくなり、食事の手抜きや偏りが続いてしまうと、やがて生活習慣病につながっていきます。感染症だけでなく、生活習慣による健康リスクにも目を向けて、食生活を疎かにしないことが大切です。

連載「新型コロナウイルス自粛中の食生活ガイド」目次

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