スポーツ栄養WEB 栄養で元気になる!

SNDJ志保子塾2024 ビジネスパーソンのためのスポーツ栄養セミナー
一般社団法人日本スポーツ栄養協会 SNDJ公式情報サイト
ニュース・トピックス

糖尿病が強く疑われる人は約1,100万人で継続して増加 令和6年「国民健康・栄養調査」①【体格、生活習慣、糖尿病、身体の状況】

厚生労働省は先ごろ、令和6年「国民健康・栄養調査」の結果を発表した。令和6年の本調査では4年に1度の拡大調査が行われ(平成24年、平成28年に続いて3回目)、毎年実施している基本項目の全国代表値に加えて、一部の生活習慣等について都道府県の状況が報告されている。2回に分けて紹介する。

前半の第1回は、体格及び生活習慣に関する都道府県の状況、糖尿病に関する状況、身体に関する状況についての調査結果を報告する。

令和6年「国民健康・栄養調査」①糖尿病が強く疑われる者は約1,100万人で継続して増加【体格、生活習慣、糖尿病、身体の状況】

今回の調査によると、糖尿病が強く疑われる者は約1,100万人で継続して増加している一方、糖尿病の可能性を否定できない者は約700万人で継続して減少している。

令和6年「国民健康・栄養調査」【全2回】

  1. 糖尿病が強く疑われる人は約1,100万人で継続して増加【体格、生活習慣、糖尿病、身体の状況】
  2. 食塩摂取量は平均9.6gとなり過去12年間で最低【栄養、身体活動、睡眠、飲酒、喫煙の状況】

体格及び生活習慣に関する都道府県の状況

体格(BMI)及び主な生活習慣の状況について、都道府県別に年齢調整を行い、高い方から低い方に4区分に分け、上位(上位25%)群と下位(下位25%)群の状況を比較した結果、BMI、野菜摂取量、食塩摂取量、歩数、現在習慣的に喫煙している者の割合(男性)について、それぞれ上位群と下位群の間に有意な差がみられた(表1)。

表1 体格(BMI)及び生活習慣に関する都道府県の状況

体格(BMI)及び生活習慣に関する都道府県の状況

※都道府県別結果を高い方から低い方に4区分に分け、上位25%の群を上位群、下位25%の群を下位群とした。
※比較に用いた値は、各指標の年齢区分における平均年齢で年齢調整を行った値である。本章の全国平均は、この方法で年齢調整を行った値であるため、他の章の全国補正値及び年齢調整値とは異なる。
※上位群と下位群の差は、四捨五入のため上位群の平均値から下位群の平均値を引いた値とは一致しない。
注)女性における現在習慣的に喫煙している者の割合は、誤差率が著しく高いため、地域格差の把握には適さないと判断した。
(出典:厚生労働省)

BMIの平均値が最も高い都道府県は、男性は高知県(24.9)、女性は長崎県(24.1)、最も低い県は同順に滋賀県(23.1)、大阪府(21.2)だった。

野菜摂取量の平均値が最も高い都道府県は、男性は福島県(356g/日)、女性は長崎県(322g/日)、最も低い都道府県は男性・女性ともに和歌山県(男性が220、女性が204g/日)。

食塩摂取量の平均値が最も高い都道府県は、男性は山梨県(11.7g/日)、女性は宮城県(9.8g/日)、最も低い都道府県は、男性は和歌山県(9.1g/日)、女性は千葉県(7.8g/日)。

歩数の平均値が最も高い都道府県は、男性は徳島県(9,570歩/日)、女性は神奈川県(8,861歩/日)、最も低い都道府県は、男性は長崎県(7,377歩/日)、女性は秋田県(5,234歩/日)。

男性の現喫煙者率が最も高い都道府県は北海道(34.6%)、最も低い都道府県は愛媛県(14.5%)。

糖尿病に関する状況

「糖尿病が強く疑われる者」「糖尿病の可能性を否定できない者」の推計人数(図1)

「糖尿病が強く疑われる者」は約1,100万人と推計され、平成9年以降増加している。「糖尿病の可能性を否定できない者」は約700万人と推計され、平成19 年からみると減少している。

図1 「糖尿病が強く疑われる者」「糖尿病の可能性を否定できない者」の推計人数

「糖尿病が強く疑われる者」、「糖尿病の可能性を否定できない者」の推計人数

(出典:厚生労働省)

性・年齢層別「糖尿病が強く疑われる者」「糖尿病の可能性を否定できない者」の状況(図2)

「糖尿病が強く疑われる者」の割合は12.9%であり、男女別にみると、男性17.7%、女性9.3%である。「糖尿病の可能性を否定できない者」の割合は8.2%であり、性別にみても、男女ともに8.2%である。

図2 性・年齢層別「糖尿病が強く疑われる者」「糖尿病の可能性を否定できない者」の状況

性・年齢層別「糖尿病が強く疑われる者」、「糖尿病の可能性を否定できない者」の状況

(出典:厚生労働省)

糖尿病の治療に関する状況

「糖尿病を指摘されたことがある者」のうち、現在治療を受けている者の割合は67.4%であり、男女別にみると、男性で73.1%、女性で60.5%である(図3)。年齢階級別にみると、30~40歳代では治療を受けていない者の割合が他の年代よりも高い。

図3 「糖尿病を指摘されたことがある者」における治療の状況

「糖尿病を指摘されたことがある者」における治療の状況

(出典:厚生労働省)

身体に関する状況

BMIの状況(図4)

適正体重を維持している者(BMI18.5以上25未満〈65歳以上は20を超え25未満〉)の者)の割合は60.7%(年齢調整値62.2%)である。20~60歳代男性の肥満者(BMI25以上)の割合は34.0%、40~60歳代女性の肥満者の割合は20.2%である。

また、20~30歳代女性のやせ(BMI18.5未満)の割合は16.6%、高齢者(65歳以上)の低栄養傾向(BMI20以下)の割合は19.5%である。

図4 BMIの状況

BMIの状況

(出典:厚生労働省)

血圧・コレステロールに関する状況

収縮期(最高)血圧の平均値は126.4mmHgであり、男女別にみると、男性129.8mmHg、女性123.8mmHgである。40歳以上の平均値は129.3mmHg(年齢調整値127.3mmHg)である(図5)。

血清LDLコレステロール値が160mg/dL以上の者の割合は8.1%であり、男女別にみると、男性6.2%、女性9.5%である。40歳以上では8.2%(年齢調整値8.5%)である(図6)。

図5 血圧に関する状況

血圧に関する状況

(出典:厚生労働省)

図6 血中コレステロールに関する状況

血中コレステロールに関する状況

(出典:厚生労働省)

関連情報

厚生労働省 令和6年「国民健康・栄養調査」の結果

この記事のURLとタイトルをコピーする
志保子塾2025後期「ビジネスパーソンのためのスポーツ栄養セミナー」

関連記事

スポーツ栄養Web編集部
facebook
Twitter
LINE
ニュース・トピックス
SNDJクラブ会員登録
SNDJクラブ会員登録

スポーツ栄養の情報を得たい方、関心のある方はどなたでも無料でご登録いただけます。下記よりご登録ください!

SNDJメンバー登録
SNDJメンバー登録

公認スポーツ栄養士・管理栄養士・栄養士向けのスキルアップセミナーや交流会の開催、専門情報の共有、お仕事相談などを行います。下記よりご登録ください!

元気”いなり”プロジェクト
元気”いなり”プロジェクト
おすすめ記事
スポーツ栄養・栄養サポート関連書籍のデータベース
セミナー・イベント情報
このページのトップへ