文科省「学校保健統計」を発表(1) 満5歳から17歳までの発育と健康状態を調査
「平成30年度 学校保健統計(確定値)」より―(1)概要
文部科学省「平成30年度 学校保健統計調査」の確定値が公表された。
それによると、身長の平均値は1994年度から2001年度あたりをピークにその後は横ばい傾向、体重については1999年度から2006年度あたりをピークにその後は減少もしくは横ばいの傾向、肥満傾向児の頻度については年齢層によりばらつきがあるものの2003年度あたりから概ね減少傾向にある。
また健康状態に関しては、裸眼視力1.0未満の者の割合の増加が続いており、小学校と高等学校で過去最高を記録し、中学校でも過去最高であった昨年とほぼ同レベルだった。
同調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育・健康状態を明らかにすることを目的に年1回行われている。対象は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校などに在籍する満5歳から17歳までの者の一部。抽出率は、発育状態についての調査は対象全体の5.1%、健康状態に関する調査は25.3%。
関連情報
学校保健統計調査ー平成30年度(確定値)の結果の概要(文部科学省)
文部科学省「学校保健統計」 アーカイブ
令和5年度(2023年度)
小学生の3割、中学生の6割、高校生の7割が視力1.0未満、むし歯は減少傾向
令和3年度(2021年度)
子どもの身長・体重は横ばい傾向、中高生の6割以上が視力1.0未満 令和3年度 学校保健統計【速報値】
令和2年度(2020年度)
令和2年度 学校保健統計 5歳〜17歳の平均身長と体重、肥満・やせ(痩身)の状況
令和2年度 学校保健統計 5歳〜17歳の疾病、視力、むし歯の状況
文科省「令和2年度 学校保健統計」5〜17歳の身長・体重は横ばい、視力は低下傾向が顕著
令和元年度(2019年度)
文科省・学校保健統計(1)身長―5歳から17歳の平均身長、親世代との比較
文科省・学校保健統計(2)体重―5歳から17歳の平均体重、肥満・やせ(痩身)の傾向
文科省・学校保健統計(3)虫歯は改善傾向、視力は年々悪化、アトピーは中学で過去最高
文部科学省「学校保健統計調査(令和元年度 速報)」 視力1.0未満が過去最多
平成30年度(2018年度)
文科省「学校保健統計」を発表(1) 満5歳から17歳までの発育と健康状態を調査文科省「学校保健統計」を発表(2) 身長と体重
文科省「学校保健統計」を発表(3) 肥満とやせ、健康状態