SNDJがドバイでワークショップ開講 日本のアスリートに欠かせない“ごはん”の価値をPRしました!
一般社団法人日本スポーツ栄養協会(理事長・鈴木志保子 以下略 SNDJ)は、2021年2月28日(日)~3月1日(月)にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催されたイベントで「日本産米とスポーツ栄養」をテーマにワークショップを行いました。海外での日本産の米・米加工品のPR活動を通じて輸出促進、日本食文化の普及活動を行う一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会が主催、農林水産省が共催し、現地のインフルエンサーやバイヤー&ユーザーの方々に日本産米の価値をPRするというもの。現地へ赴く予定でしたが、コロナ禍での開催となり録画動画上映による情報提供となりました。
日本のアスリートに欠かせない“ごはん”の価値をSNDJが発表
料理指導者、シェフ、フードサービス事業者、インポーター、販売店、学校、給食事業者、学術関係者等々が参加したワークショップは、SNDJ・鈴木理事長による協会の活動紹介から始まり、SNDJメンバーの公認スポーツ栄養士・小嶋理恵子さん(plus N代表)が協会を代表し本編の発表を行いました。
「スポーツ栄養」の概念を取り入れた、日本産米の新たなタッチポイントを作りたいとの要望に応え、アスリートにとっての食の重要性、“ごはん”のスポーツ栄養学的意義、また、アスリートの補食メニューとして「いなり寿司」、「こむすび(パワーボール)」、「おはぎ」の3品を紹介。試食で出されたいなり寿司の油揚げは、近年日本でもバリエーションが増えているハラル認証取得商品。こむすびも、日本ならではの“うま味”を効かせた出汁風味。現地メディアでも紹介され、良い評価を得たそうです。
■Rice workshop held in UAE to boost Japan’s agricultural exports(ARAB NEWS Japan)
日本米は海外でも栽培され食されていますが、日本で栽培された日本産米とは味や品質が全く異なるとのこと。ふっくらツヤツヤのご飯は世界的に見ても日本ならではであり、ご飯そのものの味を極めるための米作り、そして米のとぎ方、炊き方にもこだわる日本食の象徴であるお米の魅力は、皆さんもご存知の通り。
きっかけは「元気いなりプロジェクト」
"いなり寿司"でアスリートを元気にしよう!ということで、SNDJでは2019年度に「元気いなりプロジェクト」を株式会社LEOCと株式会社みすずコーポレーションとの共催で立ち上げ、アスリート達に“いなり寿司”を食べてもらう活動を当サイト『スポーツ栄養Web』で紹介。様々なメディアで取り上げられ、いなり寿司の新たな存在意義を示すことができました。しかも、中心的に協力いただいたJリーグの横浜FCはこの年、J1昇格を果たしました。このような活動をご覧いただいた当協会賛助会員の(株)トリトーン様が、日本産米のPRにスポーツ栄養を取り入れたら面白いと、このような場を与えてくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。
いなり寿司は、アスリートの「補食」に適したバランス栄養食
アスリートは、速やかに疲労回復するために、トレーニングや試合・レースで使ったエネルギーを再補充する必要があります。アスリートが消費するエネルギーは糖質由来の割合が多いので、急いで再補充したいのは糖質ですが、脂質やたんぱく質を合わせて摂ると、この再補充の効率が良くなります。
いなり寿司は、米の糖質・たんぱく質、皮の味付き油揚げはたんぱく質・脂質・糖質・カルシウム・鉄の摂取が期待できるという高栄養食。糖質63%、たんぱく質12%、脂質23%とバランスよく組み合わさっているので、エネルギーの再補充が効率よく行えます。酢飯なので保存性も上がり、食欲を喚起する働きも。食事はもちろん、補食としてもお勧めできます。詳しくは、「元気いなりプロジェクト」をご覧ください。
関連情報
- 一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
- 独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
- 米の消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」(農林水産省)
- 「やっぱりごはんでしょ!」Facebook版で、SNDJ鈴木志保子理事長が米の魅力を語る
- 「ご炊こうチャレンジ!いただきMAFF!」4/27よりスタート(農林水産省)
- 公認スポーツ栄養士・小嶋理恵子ホームページ