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MNA®-SF(簡易栄養状態評価表)はフレイルのスクリーニングに有用

近年、要介護ハイリスク状態と言える「フレイル」への積極的介入が求められるようになった。フレイルは「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」であり、その予防や回復には栄養介入が欠かせない。高齢者への栄養状態アセスメント法として、MNA®-SF:Mini Nutritional Assessment-Short Form(簡易栄養状態評価表)がよく用いられるが、MNA®-SFの点数とフレイル状態との関連性はまだ十分に検討されていない。

MNA®-SF(簡易栄養状態評価表)はフレイルのスクリーニングに有用

本報告は両者の関連の有無を明らかにし、MNA®-SFによるフレイルを鑑別可能か否かを検討した結果。MNA®-SFは、体重・身長の測定と、5分以内で完了可能な「過去 3カ月間で食欲不振、消化器系の問題、咀嚼・嚥下困難などで食事量が減少したか」等の質問で構成されている。合計点数が8点未満は低栄養、8~11点は低栄養のリスク、12点以上は栄養状態良好と判定される。

検討の対象は医療機関の外来を受診した65歳以上の高齢者1,003名。対象者全員にMNA®-SFのほか、老年期うつ病評価尺度、基本的および手段的日常生活動作、バランス能力評価を含む高齢者総合機能評価を実施。フレイルに関しては、2001年のFriedらの提示基準である、体重減少、倦怠感、活動性低下、筋力低下、歩行速度低下という5項目によって定義した。対象の主な背景は、年齢74.2±8.5歳、女性73.5%、MMSE(精神状態短時間検査)24.3±4.6点、BADL(基本的日常生活動作)89.5±33.1点、IADL(手段的日常生活動作)17.3±7.4点。

検討の結果、対象の31.2%がフレイル、38.1%がプレフレイル(フレイル予備群)と判定された。フレイル群では22.0%が低栄養、49.2%が低栄養リスク状態に該当し、プレフレイル群では低栄養が1.6%、低栄養リスク状態が25.1%を占めた。

MNA®-SFのカットオフ値を11点とした場合、フレイル診断の感度は71.2%、特異度は92.8%であり、カットオフ値13点とした場合のプレフレイル診断感度は45.7%、特異度78.3%だった。ROC解析によるAUCは前者では0.906と高値であり、後者も0.687となった。以上より、フレイルのスクリーニングにおていMNA®-SFが有用である可能性が示された。

原題のタイトルは「Mini Nutritional Assessment Scale-Short Form can be useful for frailty screening in older adults」。 〔Clin Interv Aging. 2019 Apr 17;14:693-699〕

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