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親の6割以上が子どもの偏食や食わず嫌いに悩み 大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」を公表

大塚製薬株式会社が開発した食育アプリ『もぐもぐタウン』の配信にあたり、同社が実施した「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」の結果が公開されました。ここでは、同社が発表したこの調査の結果をご紹介いたします。

親の6割以上が子どもの偏食や食わず嫌いに悩み 大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」を公表

「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」の概要
  • 調査対象:全国の小学生の子ども(末子)をお持ちの25歳以上の男女1,200人
  • 調査方法::インターネット調査
  • 調査時期::2024年1月5日~6日

食育アプリ『もぐもぐタウン』についてはこちらをご覧ください

「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」全体の傾向

「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」では主に以下の傾向が明らかになりました。

  • 親の6割以上が子どもの偏食や食わず嫌いに悩み、7割以上が子どもの栄養バランスが偏っていると感じた経験がある。今後は子どもと食材について一緒に学ぶなど、調理方法の変更や料理の工夫ではないアプローチを試したい
  • 子どもが栄養や食材に興味を持つことで食わず嫌いや偏食が減ることに期待
  • 小学生のデバイス利用:勉強には「タブレット」、遊びには「ゲーム機」。高学年女子は「動画視聴」の利用が多い
  • デジタル教科書認知は約5割と道半ば。父親の方が母親より認知、賛成が高い結果に
  • 3人に1人がゲームで苦手を克服/前向きに取り組んだ経験あり

献立の理想と現実

Check Point

  • 毎日の献立、母親は家族で相談することが理想なものの、現実は自分で決めていてストレスが強い。
  • 一方で父親は、理想と現実いずれも、配偶者に相談し、ストレスは母親より低い結果に。

まずは食をテーマに家庭での献立について伺いました。普段の食事の準備をする際、献立を相談する人について、現実と理想について尋ねたところ、「子どもに相談」は一定数いるものの、父親は「配偶者に相談」、母親は「自分で決める」人の割合が高いことが判明しました。(図1

図1

日々の食事の献立を相談する相手(現実)

(出典:大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」)

続いて、理想についても尋ねたところ、母親の理想は子どもの学齢に関わらず、「家族で相談」がトップで、次いで「自分で決める」でした。一方、父親の理想は「配偶者に相談」がトップとなり、母親の意見を聞くことを重視する結果となりました。(図2

図2

日々の食事の献立を相談する相手(理想)

(出典:大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」)

ちなみに、この現実についてストレスの有無を聞くと、自分で決めることが多い母親がストレスに感じる割合が高く、配偶者に相談することが多い父親は相対的にストレスに感じる割合が低い結果となりました。(図3

図3

日々の食事の献立を現実に相談する相手へストレスを感じている人の割合

(出典:大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」)

子どもの偏食や食わず嫌い、6割以上が回答

Check Point

  • 6割以上が子どもの偏食や食わず嫌いに悩み、料理方法を工夫するも挫折。
  • 今後は子どもと食材について一緒に学ぶなど、調理方法の変更や料理の工夫ではないアプローチを試したい。
  • また子どもが栄養や食材に興味を持つことで食わず嫌いや偏食が減ることに期待。
  • 苦手克服の救世主として、「ゲーム」に寛容な親が8割以上。

続いて、子どもの偏食や食わず嫌いについて聞いたところ、6割を超える親が子どもの偏食に悩んだ経験があることが判明し(図4)、さらに子どもの栄養バランスが偏っていると感じた経験について聞いたところ、73.0%の親が「あてはまる」と回答しました。(図5

図4(左)/図5(右)

図4 子どもの偏食や食わず嫌いの悩み/図5 子どもの食事の栄養バランスが偏っていると感じることがある

(出典:大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」)

子どもの偏食や食わず嫌いの克服に向けて試したこと

次に、悩んだ経験のある人に対して、その克服に向けて実際に試した方法と、失敗した方法、そして今後試したい方法について聞きました。実際に試した方法としては、「細かく切って分からないようにする」(62.5%)、「味付けを変える」(58.1%)、「調理法を変える」(54.2%)がトップ3に入りましたが、 「味付けを変える」 (34.4%)、 「調理法を変える」(33.5%)、 「細かく切って分からないようにする」(30.3%)において実際に試したけど失敗したと感じている方も多いことが分かりました。

それに対して、今後試したい方法としては、「その食材の栄養や旬などについて一緒に学ぶ」(36.7%)や「絵本やテレビ、動画、ゲームなどのコンテンツで触れる」(22.1%)が上位に入りました。このことから、調理方法の変更や料理の工夫ではなく、別の方法で子どもの偏食や食わず嫌いにアプローチすることを検討しているのではないかと推測されます。(図6

⑥子どもの偏食や食わず嫌い克服に向けて試した方法、失敗した方法、今後試したい方法

続いて子どもが栄養や食材に興味をもつと、食わず嫌いや偏食が減ると思うかを確認したところ、7割以上が「そう思う」と回答する結果となり(図7)、さらに、子どもの苦手克服の方法を探ったところ、8割を超える親がゲームを容認している様子が明らかになりました。(図8

図6/図7/図8

(出典:大塚製薬「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」)

以上、大塚製薬の「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」について、食事と栄養に関する調査結果をご紹介いたしました。

この他にも、小学生のデジタルデバイスの使用状況や活用方法などについて調査が行われていて、興味深い結果が報告されています。詳細は下記のプレスリリースをご確認ください。

プレスリリース

子どもが楽しみながら取り組める!食育ゲームアプリ:「もぐもぐタウン」 2月19日(月)配信開始!

関連情報

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