過去1年間に約8割の人が運動を実施 スポーツ庁「スポーツの実施状況等に関する世論調査」より(1)
スポーツ庁による「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(平成31年1月調査)の結果が公表された。
過去1年間に約8割の人は何らかの運動・スポーツをしており、その種類はウォーキングが最多だった。一方、これから行ってみたい運動・スポーツとしては、やはりウォーキングが最多であるものの、性別にみた場合、女性では「エアロビクス・ヨガ・バレエ・ピラティス」「体操」も多く、また年代別にみると20~30代で「トレーニング」「ランニング・マラソン・駅伝」も多かった。
運動やスポーツの実施を阻害する要因としては、「仕事や家事が忙しい」「面倒くさい」という理由が多数を占めていた。「運動やスポーツが嫌い」と回答した人のその理由としては、「苦手」「疲れる」「時間をとられる」「お金がかかる」「人に見られたくない」などが挙げられた。
スポーツ・運動がもたらす価値については、「健康・体力の保持増進」が最多で、「人と人との交流」「精神的な充足感」が続いた。このほか、過去1年間に約1割の人がスポーツ関連のボランティアを行ったことや、観戦するスポーツとしては野球、サッカー日本代表選、マラソン・駅伝などの人気が高いことがわかった。
同調査はスポーツ庁が、スポーツの実施状況等に関する国民の意識を把握し施策の参考とする目的で、毎年実施している。調査対象はWeb上の調査パネル「楽天インサイト」の登録者約220万人。このうち有効回収数は、年齢、性、地域の人口分布から算出した構成比に沿って割り付けた2万件。無作為抽出した対象者にメールで調査協力を依頼し、目標回収数に到達するまでWebで回答を受け付けた。
関連情報
平成30年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(スポーツ庁)