東京オリンピック・パラリンピックのメダルラッシュへ23種目を重点支援
スポーツ庁は、2020年東京オリンピック・パラリンピック(東京大会)においてメダル獲得数の最大化を狙い、重点的に支援する23競技を選定した。2019年度と2020年度を東京大会に向けたラストスパート期と位置づけ、助成金の加算や栄養サポート・心理サポートなどを強化する。
重点支援の対象となる競技は、2016年リオデジャネイロ大会やそれ以降に開催された世界大会の競技成績を評価し選定。オリンピック15競技、パラリンピック8競技の計23競技が選ばれた。このうちオリンピックの空手、柔道、体操、バドミントン、レスリングの5競技は「S区分」に指定し、特に重点的に強化する。
「A区分」の競技は、オリンピックでは、ウエイトリフティング、水泳、スケートボード、スポーツクライミング、セーリング、ソフトボール、卓球、テニス、野球、陸上競技。パラリンピックでは、ウイルチェアーラグビー、車いすテニス、自転車競技、柔道、水泳、バドミントン、ボッチャ、陸上競技。
強化支援の具体的な内容は、競技力向上事業助成金の加算と、ハイパフォーマンス・サポート事業によるアスリート支援。助成金の加算は区分に応じて20~30パーセント程度増額する。
ハイパフォーマンス・サポート事業としては、強化合宿や競技大会等におけるケア、トレーニング、動作分析、映像分析、栄養サポート、心理サポートなど各分野の専門スタッフが連携して、試合に勝つためのサポートを行う。
なお、2019年の世界選手権大会等で優秀な成績を収めた競技は、東京重点支援競技に追加するなど柔軟に対応する。
関連情報
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた「東京重点支援競技」の選定について