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健康日本21(第二次)の目標53件はどのくらい達成できた? 厚労省が最終評価報告書を公表

厚生労働省はこのほど、平成25年にスタートした「健康日本21(第二次)」の最終評価報告書を公表した。「健康日本21(第二次)」では、53項目の目標が設定されていたが、目標設定から10年後を目途に最終評価を行うこととされていた。

最終評価の結果は、「A. 目標値に達した」が8項目(15.1%)、「B. 現時点で目標値に達していないが、改善傾向にある(ベースライン値との比較で片側p値が0.05未満)」が20項目(37.7%)、「C. 変わらない(同0.05以上)」が14項目(26.4%)、「D. 悪化している(同0.05未満)」が4項目(7.5%)、「E. 評価困難」が7項目(13.2%)(図1)。

図1 健康日本21(第二次)最終評価の結果概要

健康日本21(第二次)最終評価の結果概要

(出典:厚生労働省)

同省では、今回とりまとめた最終評価を、令和6年度以降の次期国民健康づくり運動プランに向けた議論に反映させていくとしている。 53項目を個別にみると、まず「健康寿命の延伸と健康格差の縮小の実現に関する目標」のうち、「健康寿命の延伸(日常生活に制限のない期間の平均の延伸)」は評価Aで達成とされた。一方、「健康格差の縮小(日常生活に制限のない期間の平均の都道府県格差の縮小)」は評価Cで変化なしだった。

以下、栄養や運動に関連の深い項目をピックアップしてみる。

主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底に関する目標

糖尿病関連では、「糖尿病腎症による年間新規透析導入患者数の減少」はCで変化なし、「治療継続者の割合の増加」もCで変化なしだった。一方、「血糖コントロール指標におけるコントロール不良者(HbA1cが8.4%以上)の割合の減少」は評価Aで達成と判定されている。

「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少」は評価Dで悪化。「糖尿病有病者の増加の抑制」は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響でEの判定困難、「特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上」もパンデミックのため調査が中止されたが評価はBの改善傾向と判定された。

社会生活を営むために必要な機能の維持・向上に関する目標

子どもの健康関連では、「朝・昼・夕の三食を必ず食べることに気をつけて食事をしている子どもの割合の増加」や「運動やスポーツを習慣的に行っていない子どもの割合の減少」は、評価Cの変化なし。「全出生数中の低出生体重児の割合の減少」と「肥満傾向にある子どもの割合の減少」はDで悪化していると評価された。

高齢者関連では、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を認知している国民の割合の増加」はCと変化がない一方、「低栄養傾向(BMI20以下)の高齢者の割合の増加の抑制」はAであり達成と判定されている。

栄養・食生活、身体活動などの改善に関する目標

栄養・食生活関連では、「適正体重を維持している者の増加(肥満・やせの減少)」、「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加」、「食塩摂取量の減少」、「野菜と果物の摂取量の増加」はいずれもCの判定だった。

「共食の増加(食事を1人で食べる子どもの割合の減少)」はA判定、「食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加」と「利用者に応じた食事の計画、調理及び栄養の評価、改善を実施している特定給食施設の割合の増加」はともにB判定だった。

身体活動・運動関連では、「日常生活における歩数の増加」と「運動習慣者の割合の増加」はC判定、「住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加」はB判定だった。

関連情報

健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(厚生労働省)

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