オタフクソース社長と語る、スポーツ栄養の意義
オタフクソースの季刊誌『ほっとおたふく』の対談コーナー「食×職 プロフェッショナルの食卓」に、オタフクソース株式会社・佐々木直義社長(写真左)と一般社団法人日本スポーツ栄養協会・鈴木志保子理事長(写真右)による対談記事が掲載されました。佐々木社長がインタビュアーとなり、スポーツ栄養の意義について鈴木理事長が熱く語ります。本誌とともに、ウェブ版では「こぼれ話」も紹介していますので、ぜひご一読ください。
お好み焼きは主食、主菜、副菜が揃ったオールインワン
(季刊誌『ほっとおたふく』記事より抜粋)
佐々木社長 お好み焼きをスポーツ栄養学的にみるといかがですか。
鈴木理事長 運動強度が高いと食欲が落ちてしまうことがありますが、そんなときも、お好み焼きは作っているときから"匂い"で食欲が刺激されますよね。それに、中に入れてしまえば苦手なものも隠せるので、様々な栄養を摂ることができます。
佐々木社長 同感です。私たちも色々な食材を入れて楽しめることを提案しています。
鈴木理事長 一般的にアスリートにとって理想的な食事の目安は、主食、主菜、副菜2品、乳製品、果物といわれています。お好み焼きであれば、主食、主菜、副菜2品を1枚に含めることができるので、飲み物に牛乳、食後に果物をプラスすれば、とてもいいバランスになると思います。牛乳の代わりにチーズのトッピングでもいいですね。
佐々木社長 それは嬉しいですね。
鈴木理事長 最近は、糖質をすごく気にして小麦粉などの糖質制限をする方も多いようです。でも、スポーツ栄養の視点では、糖質制限はパフォーマンスの向上につながらないことがはっきりとエビデンスに出ています。それは一般の方にとっても同じことです。もちろん糖質の摂りすぎは良くないのですが、年齢や活動量に応じた適正量を摂ることが大事だと考えてみます。
佐々木社長 専門家にそう言っていただけるとお好み焼きもますます美味しく味わえるようになります。成長期のお子さまにも当てはまりそうですね。
鈴木理事長 はい。お好み焼きは、スポーツ栄養士が提案するレシピ集に、必ずと言っていいほど登場するお勧めの一品なんですよ。
佐々木社長 今回のお話を通して、スポーツ栄養学がアスリートにとってはもちろん、これからの長寿社会に通じる大変重要なものになるという認識を改めて持ちました。
(登録は無料です)
『ほっとおたふく』Web限定こぼれ話(オタフクソース
VOL.14「食べて細胞を喜ばそう!」 公認スポーツ栄養士・管理栄養士 鈴木志保子さん(一般社団法人日本スポーツ栄養協会理事長)