糖尿病が強く疑われる人が1,100万人、都道府県別の野菜摂取量などに有意差 令和6年国民健康・栄養調査
厚生労働省はさきごろ、「令和6年国民健康・栄養調査報告」を公表した。糖尿病が強く疑われる人が1,100万人にのぼること、都道府県別のBMIや野菜摂取量、食塩摂取量、歩数などの平均値の最低四分位群と最高四分位群との間に有意差があることなどが報告されている。一部を抜粋して紹介する。

BMIや生活習慣に関する都道府県の状況
BMIおよび生活習慣の状況を都道府県別に年齢調整したうえで、四分位数で4群に分けて比較した結果、BMIや野菜摂取量、食塩摂取量、歩数、喫煙者率(男性)に、最低四分位群と最高四分位群との間に有意差が認められた。
表1 体格(BMI)および生活習慣に関する都道府県の状況

BMIが高い都道府県は上位から順に、男性は高知(24.9)、岩手、徳島、女性は長崎(24.1)、福島、宮城であり、反対に低いのは下位順に、男性は滋賀(23.1)、愛媛、島根、女性は大阪(21.2)、愛知、京都。
野菜摂取量が多い都道府県は上位から順に、男性は福島(356g/日)、長野、新潟、女性は長野(322g/日)、福島、宮城であり、反対に少ないのは下位順に、男性は和歌山(220g/日)、北海道、長崎、女性は和歌山(204g/日)、北海道、福岡。
食塩摂取量が多い都道府県は上位から順に、男性は山梨(11.7g/日)、秋田、茨城、女性は宮城(9.8g/日)、長野、秋田であり、反対に少ないのは下位順に、男性は和歌山(9.1g/日)、沖縄、高知、女性は千葉(7.8g/日)、沖縄、山口。
歩数が多い都道府県は上位から順に、男性は徳島(9,570歩/日)、埼玉、宮城、女性は神奈川(8,861歩/日)、京都、滋賀であり、反対に少ないのは下位順に、男性は長崎(7,377歩/日)、鹿児島、岩手、女性は秋田(5,234歩/日)、石川、沖縄。
男性の現喫煙者率が高い都道府県は上位から順に、北海道(34.6%)、長崎、茨城、反対に低いのは下位順に、愛媛(14.5%)、奈良、徳島。なお、女性については全体的に喫煙者率が低く、誤差が大きいため都道府県別の比較はされていない。
糖尿病が強く疑われる人、可能性を否定できない人の推計
糖尿病が強く疑われる人(HbA1c6.5%以上)は約1,100万人と推計され、平成9年以降増加が続いている。糖尿病の可能性を否定できない人(同6.0%以上6.5%未満)は約700万人と推計され、平成19年との比較では減少した。
図1 糖尿病が強く疑われる人、可能性を否定できない人の推計

BMI
BMI18.5以上25未満(65歳以上の高齢者は20超25未満)の割合は60.7%で、20~60歳代男性の肥満者(BMI25以上)は34.0%、40~60歳代女性の肥満者は20.2%。
一方、20~30歳代女性のやせ(同18.5未満)は16.6%、高齢者の低栄養傾向(同20以下)は19.5%。
栄養バランスのとれた食事
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の割合(毎日+週6日)は52.8%。性別では男性52.3%、女性53.2%であり、年齢層別では20歳代が最低。
図2 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度

食塩摂取量
食塩摂取量は平均9.6gで、性別では男性10.5g、女性8.9g。
図3 食塩摂取量の平均値

野菜摂取量
野菜摂取量は平均258.7gで、性別では男性268.6g、女性250.3g。年齢層別では高年齢層で多い。
図4 野菜摂取量の平均値

果物摂取量
果物摂取量は平均78.1gで、性別では男性70.4g、女性84.7g。年齢層別では70歳以上で多い。
図5 果物摂取量の平均値

運動習慣
運動習慣のある人(1回30分以上の運動を週に2回以上、1年以上継続している人)の割合は34.6%であり、性別では男性38.5%、女性31.5%。年齢層別では30~40代で低い。
図6 運動習慣のある人の割合

歩数
歩数の平均は7,071歩で、性別では男性が7,763歩、女性6,495歩。
図7 歩数の平均値

睡眠時間
平均睡眠時間が6時間以上9時間未満(60歳以上では6時間以上8時間未満)の割合は56.0%で、性別では男性56.1%、女性55.9%。
図8 1日の平均睡眠時間

睡眠による休養
過去1カ月で、睡眠により休養が取れているのは79.6%で、性別では男性80.4%、女性78.9%。年齢層別では20~59歳で73.0%、60歳以上は86.1%。
図9 睡眠の状況

飲酒
生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量の飲酒者は11.4%で、性別では男性13.9%、女性9.3%。年齢層別では男性の60歳代(21.6%)、女性の50歳代(18.4%)で高い。
なお、生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量とは、純アルコール量として1日に男性は40g以上、女性は20g以上。
図10 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合

喫煙
習慣的喫煙者は14.8%で、性別では男性24.5%、女性6.5%。男性は40~50歳代で高く3割を超えている。
習慣的喫煙者において、タバコの種類は紙巻きタバコが男性65.4%、女性60.0%、加熱式タバコは同順に41.4%、44.2%。
図11 現在習慣的に喫煙している人の割合

図12 現在習慣的に喫煙している人の割合の年次推移








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