SNDJ理事長・鈴木志保子先生が語る「免疫力を上げる食生活と乳酸菌B240」
「乳酸菌B240」は、タイ北部で伝統的に食されてきた発酵茶「ミヤン」から発見された植物由来の乳酸菌。この乳酸菌を摂取することで免疫物質「IgA」を増やすことが確認されており、近年注目されています。今回、乳酸菌B240研究所で、一般社団法人日本スポーツ栄養協会・鈴木志保子理事長が食生活と免疫力について語りました。
免疫力が落ちやすい人はどんな人?
激しい運動をする人、高齢者・乳幼児・妊婦、ストレスのかかる仕事、不規則な生活をしている人、栄養が偏りがちな人に、免疫力低下が心配されます。意外なのはアスリート。適度な運動は免疫力をアップさせますが、強度の高い運動はかえって免疫力を低下させます。高強度の運動をした人としない人では、風邪の罹患率が2~6倍異なるというデータも。
では、どうやって免疫力低下を防げばよいのか?
大切なのは、バランスのよい食事
特に気をつけたいタンパク質・エネルギーの量
「健康のためには、バランスのいい食事」。よく耳にするフレーズですが、なぜ大切なのかか?その答えは「生命維持と生活のため」、そして「新陳代謝のため」と、鈴木先生。人は食事から摂取した栄養素をエネルギーや身体をつくる材料として利用するために、体内で化学反応を行っています。その化学反応を正しく働かせるためにはさまざまな栄養素が必要で、栄養素の偏りや不足など食生活の乱れは体調不良の原因になります。
「タンパク質は筋肉や臓器などを構成する大切な栄養素であるだけでなく、ウィルスや細菌の侵入を防ぐために働く免疫物質を作り出す栄養素でもあります。また、エネルギー不足は体温の低下を招き、結果、免疫細胞の活動性が落ちてしまうのです」
「特に、試合や試験、大切な会議などを控えた「ここぞ」というときの食事の内容は配慮したいもの。プレッシャーがかかる状況では交感神経が優位となり、消費エネルギーが増加するため、身体が必要とするエネルギー量が増えるわけです。一方で、副交感神経が司る胃腸の働きは落ちて、消化吸収能力が低くなっています。試合前のスポーツ選手には、消化に負担のかかる脂質を減らし、その分のエネルギーを糖質で摂るように、そしてタンパク質の量は減らさずに食べるようにとアドバイスしています」
IgAの分泌量を増やす乳酸菌B240
呼吸や食事などと一緒に体内に入り込もうとするウイルスや細菌などの病原体に対し、バリア機能を果たす粘膜免疫 IgA。「乳酸菌B240」を摂ることによって唾液中のIgAの分泌量が増えることが確認されており、風邪をひきにくくしたり、花粉症の症状を改善したという臨床試験データも公表されています。