ドーム社サプリメント DNS「アイアンSP」からWADA禁止物質が検出
株式会社ドームは、同社が6月に新発売したサプリメント「アイアン スーパープレミアム」(アイアンSP)から、世界アンチドーピング機関(WADA)が禁止物質に指定する成分が検出されたことを発表した。
本来この禁止物質は当該商品には含まれておらず、当該商品の製造されたラインに残存していた禁止物質が混入した可能性があり、原因究明を進めているという。
検出された禁止物質
検出されたWADA指定禁止物質(及びそれに準じるもの)は以下の3物質。
- DHEA
- 5(6)-androstane-3b,17b-diol
- 5-androstane-3b, 17a-diol(※WADAが禁止物質に準ずるものとして指定)
禁止物質の正確な混入量については現在調査中であるが、推定混入量からすると「スポーツにおけるサプリメントの製品情報公開の枠組みに関するガイドライン」が定める製品分析上の検出限界(100 ng/g)以下、または検出限界程度であり、極めて微量だという。
同社によると、ドーピング検査で陽性反応が出る可能性は極めて低いとしているが、ドーピング検査を受ける可能性のあるアスリートには念のため今後の摂取は控えるよう注意喚起している。
禁止物質検出の経緯
国際的アンチドーピング認証制度「インフォームドチョイス」の認証を受けるべく英国の検査機関に製品分析を依頼していたところ、ドームのサプリメント事業担当者宛に禁止物質が検出されたとの連絡が入った。
今後の対応
同社によると当該商品は約2,000個が市場に流通し、約1,000個が購入済みだという。現在、順次店頭より回収作業を進めており、すでに購入してしまったユーザーには返金にて対応する。返品・返金・相談窓口の連絡先については、下記のリンク先を参照。
DNS「アイアンSP」よりWADA禁止物質検出のご報告(DNS ZONE)