西武ライオンズ 選手のスポーツ栄養戦略を強化 帝京大学がサポート
埼玉西武ライオンズはこのほど、選手の栄養管理について帝京大学と業務委託提携を結んだ。スポーツ栄養の観点から選手のパフォーマンスを向上させる戦略。
帝京大学からは同大スポーツ医科学センターに所属する2名の管理栄養士がライオンズに派遣され、栄養面を考慮した献立の監修や、個々の選手にあわせた栄養指導を行う。西武ライオンズは、この契約により選手の栄養への関心が高まりシーズンを通してベストパフォーマンスが発揮できることが期待できるとしている。
契約に基づき帝京大学が実施する主な内容は以下のとおり。
- 栄養面を考慮した選手寮の献立(メニュー)の監修
- 一軍および二軍の宿舎(遠征・キャンプ時などのホテル)での食事メニューの監修
- 選手の健康状態や環境など、個々の選手にあわせた栄養指導の徹底、およびアドバイス
- ライオンズ球団本部チーム統括部のメディカル・コンディショニンググループと連携し、怪我の予防ならびに怪我をした時の早期復帰に向けた栄養アドバイス
帝京大学スポーツ医科学センターは2011 年に設立され、スポーツ傷害からの競技復帰や傷害の発生予防、アスリートのパフォーマンス向上のため、専門スタッフがチームを結成し、学内の運動部のみでなく国内のトップアスリートを分野横断的・多角的にサポートしている。
今回の業務委託提携について、ライオンズ選手会長の増田達至投手は「管理栄養士の方に埼玉西武ライオンズの選手たちの栄養管理の強化をしていただけることになり、大変心強く思っています。選手一同、これまで以上に、食や栄養に関する意識を高めて、ベストパフォーマンスを発揮し、日本一を目指していきます」とコメントしている。
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