食物アレルギーとは? 内閣府が症状や原因食品を解説する新資料と動画を公開
内閣府食品安全委員会は先ごろ、アレルゲンを含む食品の概要資料を更新し、アレルゲンを含む食品の解説動画を公表した。

食品安全委員会は、令和3年6月に、アレルゲンを含む食品のうち卵に関する食品健康影響評価結果(評価書)をとりまとめて公表。卵以外の食品については、科学的な評価を行うための情報が十分ではなく健康影響評価を行うことが困難であったため、国内外の最新情報や研究結果等を集約した概要書(ファクトシート)を作成することとし、これまでに、牛乳、小麦、そば、えび、かに、落花生、くるみのファクトシートを公表してきている。
そして本年6月に、これらのファクトシートに基づくアレルゲンを含む食品の概要資料を更新し、アレルゲンを含む食品の解説動画を公表した。
アレルゲンを含む食品の概要資料
アレルゲンを含む食品の概要資料は23ページのPDFで、内容は、食物アレルギー(総論)と食物アレルギー(各論)の二部に大別されており、各論では前記の食品について解説されている。総論の一部を紹介する。
食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、特定の食物を食べて免疫反応が過敏に働いてしまう結果、体にとって不利益な症状(アレルギー反応)が惹起される現象のこと。免疫学的機序が関与していない、乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素の活性が低下している場合の症状)や食中毒(細菌性腸炎・フグ毒など、食物に付着した細菌やウイルス、食物に含まれる毒そのものを摂取することで起きる)は、食物アレルギーでない。

食物アレルギーの症状
通常、2時間以内に症状が出る(即時型)。最も生じやすい症状は、皮膚症状(かゆみ、蕁麻疹、むくみ、湿疹など)であり、そのほかに粘膜症状(目の充血やかゆみ、口の中の腫れや違和感など)、呼吸器症状(くしゃみ、咳・鼻水、息苦しさなど)、消化器症状(下痢、吐き気、嘔吐など)、神経症状(意識がもうろうとする、頭痛など)。全身性(複数臓器)にアレルギー症状が生じ、生命の危機も生じるアナフィラキシーも起こり得る。
年齢分布と原因食物
即時型食物アレルギー患者の年齢分布は、乳幼児(7歳未満)が7割以上を占めるが、7~17歳も20.4%と2割を占め、18歳以上も5.3%。原因の食物は鶏卵が最も多く、木の実(クルミなど)や牛乳が続く。以下は、何らかの食物を摂取後60分以内に症状が出現し、医療機関を受診した人における原因食物の分布の円グラフ。木の実(クルミ)が近年増加している。

アレルゲンを含む食品の解説動画
アレルゲンを含む食品の解説動画は、上記のPDFに音声を加えたもので、約24分。内閣府食品安全委員会公式YouTubeチャンネルで公開されている。
内閣府 食品安全委員会
食品安全情報マップ/アレルゲン
アレルゲンを含む食品の概要資料
アレルゲンを含む食品の解説動画







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