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年末年始に'行事食'を食べる人は8割 農水省「和食文化に関する意識調査」の結果発表

2020年12月26日

農林水産省は「国民の食生活における和食文化の実態調査」の結果を12月23日、公表した。大晦日や正月に、年越しそば、お節料理などの'行事食'を「ほぼ毎回食べる」「食べることの方が多い」と答えた人が8割以上を占め、伝統的な食文化が失われていないことが分かった。

年末年始に'行事食'を食べる人は8割 農水省「和食文化に関する意識調査」の結果発表

調査の目的や手法について

この調査は、農林水産省が国民の食生活の実態や和食文化に対する意識を明らかにするために行ったもの。過去に「平成27年度 国民生活実態調査」において、類似の調査を行っており、その時の結果との対比から、和食文化に対する意識や食習慣の変容についても報告されている。インターネットモニターに対するWeb調査として行われ、対象は20~69歳の男女2,000名で、全国を9地域に分け、性別・年齢層別の人口構成比にあわせて割付けた。調査期間は2月28日~3月6日。

季節の行事など特別な日に関連した食べものの食事頻度

季節の行事など特別な日に関連した食べものの食事頻度を「ほぼ毎回食べる」で比較すると、『正月・大晦日』が最も多く、その他では『クリスマス』、『家族の誕生日』、『節分』の順で高かった。一方、『秋祭り』や『ハロウィン』は「ほとんど食べない」が半数以上を占め、食事頻度が低くかった。

平成27年度と比較すると、『桃の節句』、『お彼岸』、『お盆』、『秋祭り』は「ほとんど食べない」の割合が増えた。反対に、『節分』と『ハロウィン』の「ほぼ毎回食べる」の割合は、それぞれ26.2%から30.8%、5.2%から8.4%に、やや高まった。

図1 季節の行事など特別な日に関連した食べものの食事頻度

季節の行事など特別な日に関連した食べものの食事頻度

(出典:農林水産省)

特別な日の食べ物を手作りしている割合

季節の行事など特別な日に関連した食べものを「自分、家族がすべて手作りすることが多い」は『正月・大晦日』(30.3%)、『桃の節句・端午の節句』(27.8%)、『お盆』(26.8%)の順で多かった。『正月・大晦日』は「自分や家族が手作りしたものと、購入してきたもの両方を食べることが多い」が半数と高いのも特徴で、唯一「すべて購入したものを食べる」の割合が1割台と少ない。一方で『お彼岸』は「すべて購入したものを食べる」が最も高かった。

図2 特別な日の食べ物を手作りしている割合

特別な日の食べ物を手作りしている割合

(出典:農林水産省)

季節の行事など特別な日に関連した食べものについて重要なこと

季節の行事など特別な日に関連した食べものについて重要なことは、全体で「旬の食材を食べて季節を感じること」が最も高く、以下「行事の意味を伝えること」、「健康を祈ること」、「生活に変化をつけること」の順であった。

平成27年度との比較では、「行事の意味を伝えること」と「健康を祈ること」は高まったが、「手作りすること」は大きく低下した。

図3 季節の行事など特別な日に関連した食べものについて重要なこと

季節の行事など特別な日に関連した食べものについて重要なこと

(出典:農林水産省)

自身が生まれ育った地域の郷土料理の認知や、その食事頻度など

『郷土料理』についての結果をまとめると、『生まれ育った地域の郷土料理』を「知っている」は3割をやや上回る程度であった。『郷土料理の食事頻度』は、全体では「月に1回以上」は2割弱で、「まったく食べない」が4割弱であった。

『郷土料理の作り方を受け継いだ経験』は、「受け継いだことがある」は全体で2割を下回り、「作り方を教えたり、伝えたことがある」は1割に満たなかった。

自身が生まれ育った地域の郷土料理の認知者の自由回答を居住エリア別にまとめると、それぞれのエリアごとに多くあがった料理名は他のエリアにはなく、エリアそれぞれの特徴がみられた。

〔出典:農水省〕

「和食」および「和食文化」に対するイメージ

『和食および和食文化』に対するイメージは、全体で「健康に良い」が最も高く、以下「季節を感じられる」、「旬のものがおいしく食べられる」、「栄養バランスが良い」、「素材のおいしさが味わえる」の順で高かった。

「健康に良い」、「季節を感じられる」、「旬のものがおいしく食べられる」といった上位イメージは平成27年度調査でも高いイメージであった。その中でネガティブなイメージである「調理が難しい」は平成27年度よりもやや高まった。

図4 「和食」および「和食文化」に対するイメージ

「和食」および「和食文化」に対するイメージ

(出典:農林水産省)

「和食文化」が文化遺産に登録されたことの認知、海外に紹介したい「和食文化」

『和食文化がユネスコ無形文化遺産に登録されたこと』を「知っている」は全体の3割弱にとどまり、「聞いたことがある」も3割弱で、「知らない」は4割強であった。平成27年度と比較すると、認知度(知っている)は大きく低下した。性・年齢層別では、男性は60代で「知っている」が4割以上と高かった。女性は年代とともに「知っている」が高くなり、20代で「知っている」は2割弱であるのに対して60代では3割を大きく上回った

「和食が好き」は全体で8割以上と高く、大多数が『和食好き』であった。性・年齢層別では、男女とも60代では「和食が好き」が9割以上であった。20代男性は「和食が嫌い」が3割以上と最も多かった。

「外国の方に紹介したい和食文化がある」は全体の2割強と、平成27年度から大きな変化はなかった。紹介したいものとして具体的に挙げられたのは以下のとおり。

図5 海外に紹介したい「和食」「和食文化」

海外に紹介したい「和食」「和食文化」

(出典:農林水産省)

自宅での料理頻度(性別・年齢層別)

自宅での料理頻度が「ほぼ毎回」は、全体では4割強、女性は「ほぼ毎日」が6割を超え、「週に3~5日」をあわせると約8割であった。男性は「ほぼ毎日」は2割強、「週に1日以上」は半数以上であった。

平成27年度と比較すると、女性は「ほぼ毎日」の割合が低下しており、料理頻度はやや低下した。一方の男性は、平成27年度は「週1日以上(計)」が約4割だったのが今回は5割以上と料理頻度は高まった。男性を年齢層別に見ると、20~30代の若年層の料理頻度の高まりが顕著であった。

図6 自宅での料理頻度

自宅での料理頻度

(出典:農林水産省)

関連情報

和食文化に関する意識調査の結果を公表しました~お正月・大みそかに行事食を食べる人は8割!季節を感じて健康を祈ろう~(農林水産省)

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