アスリートと競技関係者のための「アンチ・ドーピング情報コーナー」がオープン!
一般社団法人日本スポーツ栄養協会-SNDJ-(理事長・鈴木志保子)のメディアサイト『スポーツ栄養Web』は、アスリートと競技関係者のための「アンチ・ドーピング情報コーナー」を6月3日より公開しました。サプリメントの活用と選び方、選手がドーピングから身を守るための防衛術、アンチ・ドーピングの基礎知識、最新の認証商品リストなど、現場で役立つ情報をお届けします。
近年、「うっかりドーピング」といった言葉もよく耳にするようになりましたが、「うっかり」で出場権やメダルはく奪といったペナルティは、アスリートにとって悔やんでも悔やみきれない代償となります。当コーナーの情報により、アスリートのドーピング・リスクを減らし、ご家族、関係専門職、競技関係者の皆さまの情報源としてお役立ていただければ幸いです。
アンチ・ドーピング情報のCONTENTS
サプリメント選びは、念には念をいれて!
一般社団法人日本スポーツ栄養協会では、アスリートや競技関係者がアンチ・ドーピング情報を収集する際の助けになればとの思いで、当サイトに「アンチ・ドーピング情報コーナー」を設けました。
アスリートがサプリメントを活用するときの注意点を、まずは知ってもらいたかったからです。とはいえ、注意喚起のみでは現実的ではないので、目安となる商品を示すことも必要と考え、安全性が高いと思われるものを協会独自の判断で選び、ガイドラインに示されている情報公開項目をすべて網羅していないものの、基本情報と情報源へのアクセス方法を紹介することにしました。商品情報は認証機関から提供を受け、約2カ月毎にアップデートを行い、当協会・賛助会員の商品にはロゴとリンクを掲出しています。
リストに掲載された商品であっても、その情報の精度や商品の安全性を保障するものではないことをご理解いただいたうえで、商品選びの参考にしていただけますと幸いです。
はじめよう!アンチ・ドーピング習慣
1. 各認証プログラムのリストから商品名をCheck!
自分が摂ろうとしているサプリメントが、信頼のおける認証機関でアンチ・ドーピング認証プログラムの認証を受けているかをチェック。
↓さらに、万全を期すために
2. ロット番号検索でさらにCheck!
認証機関のホームページで、サプリメントのパッケージに表示されているロット番号・batch IDなどと照合することで、分析済みかを確認します。
↓さらに、万全を期すために
3. 検体用サンプルを自分で保管!
飲んでいるサプリメントの生産日付、ロット番号、製品の一部(30g程度)を試合後まで冷蔵庫保管。ドーピング陽性が出た際、製品分析が可能なので原因究明の手がかりとなります。
当サイトで扱う認証プログラム(今後も増える予定)
- INFORMED CHOICE(インフォームド・チョイス)
イギリスに本社を置くLGC社(Laboratory of Government Chemist.:以下LGC)が2007年から運営する世界最大のアンチ・ドーピング認証プログラム。国内企業では30社約100製品が取得している。ISO17025認証を取得。
- CERTIFIED DRUG FREE(BSCG)
BSCG(Banned Substances Control Group)は、著名なオリンピック薬物検査のパイオニアであるドン・カトリン博士とその子息オリバー・カトリン氏により2004年に創設された禁止薬物検査機関。ISO17025認証を取得。