「グランイート銀座」オリンピック選手村の料理が食べられるGAP認証食材専門のダイニングキッチン
国際的スポーツ大会の食材調達基準として用いられているGAP(Good Agricultural Practice、農業生産工程管理)の認証食材を使った料理を提供する、農家直営のビュッフェ形式のダイニングキッチン「グランイート銀座」が東京・有楽町にお目見えした。GAP食材に特化したサービスの一環として、メニューの一部には過去のオリンピック選手村で提供された「アスリート飯」がラインナップ。来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの食事をいち早く体験できる。
GAPとは、環境保全や労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理のことで、オリンピック・パラリンピックの食材調達基準としても採用されている。GAP認証の取得には、農家は100項目以上の審査基準をクリアしなければならず、認証を取得していることが食材の安全に関する一つの目安となる。同店ではGAPマークのある食材を使うことで、おいしさだけでなく安心・安全な食事の時間を提供できるとしている。
店内にはGAP認証食材を生産する事業者名がずらりと並ぶ
グランイート銀座では、このGAP食材をビュッフェスタイルで思う存分堪能できる。さらに、国際的スポーツ大会の選手村等で提供された「アスリート飯」を独自に再現。オープン直後は、ロンドン・オリンピック選手村から「豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み」、リオデジャネイロ・オリンピック選手村から「鳥と米と人参のブラジリアンスープ」を再現したものが提供された。今後も期間限定でさまざまなアスリート飯が振る舞われる予定だ。
店内は客からキッチンを見ることができるライブビューイングスタイル。ランチは90分食べ放題+ソフトドリンク飲み放題で2,500円から。ディナーは120分食べ放題+ソフトドリンク飲み放題で3,500円から。オプションでワインやアルコール類の飲み放題プランもある。なかにはGAP認証の米を使った日本酒や焼酎のほか、GAP認証のフルーツや野菜を使ったサワー類やサングリアなどが味わえる。

写真左から、グランイート銀座の代表でGAP総合研究所専務理事の武田泰明氏、バドミントンでロンドンオリンピックに出場した池田信太郎氏、一般社団法人日本スポーツ栄養協会(SNDJ)理事長の鈴木志保子氏
関連情報
グランイート銀座
認定NPO法人GAP総合研究所
農業生産工程管理(GAP)に関する情報(農林水産省)
Goodな農業! GAP-info(農林水産省)